どれだけ一つ一つの単語の発音や、難しいRやLなどの子音の発音ができるようになっても、よりネイティブに近い自然な英語に聞こえないのには訳があります。本語話者の私たちの「母音」と英語の「母音」は全く異なる音であるだけではなく、英語ネイティブにとっての母音の重要性は私たちは教えられてこなかったからです。
英語ネイティブにとっては、それぞれの単語や文章のstress（強調）がメッセージの認識と理解の為には非常に重要であるだけではなく、そのstressは常に母音に置かれるため、stressの位置が正しくなかったり、stressが置かれた母音の音が正しくなければ、メッセージが伝わらず、コミュニケーションが成立しないことも少なくありません。
逆に、正確にstressが置かれた母音の音を正しく発音できるようになると、劇的に発音全体がより自然になり、ネイティブに聞き返されることなく、メッセージを伝えることができるのです。
難しい発音記号や専門用語なしの脳科学に基づくメソッドで、正しい「英語の母音」をインストールすることにより、正しい発音ができるようになるだけではなく、ネイティブが話す音の聞き分けもできるようになります

Prosodyとは”music of language”と言われます。Spoken English（会話）の中で起こる様々な変化が音楽に似ているからです。声に出してメッセージを伝えようとする時、必ず 音楽同様、Pitch(高低), Speed(速度),Volume(音量), Intonation(抑揚), Pauses(小休止),Rhythm(リズム)などが発生します。何故なら私たちは、そのProsodyの中にも意味を込めているからです。例えば相手にしっかりと理解をして欲しい時にはゆっくりと落ち着いた調子で。質問をしたい時には上がり調子で。重要なポイントにはストレスを置いて。
英語には英語独特のProsodyがあります。より自然な英語のProsodyを身につけることが、あなたのメッセージを受け取る相手にとっても、”listner friendly”な英語になるのです。「理解」されるだけではなく、「受容」されるためには、Prosodyが重要な役割を担います。