現在英語の発音コーチとしてクライアントを教える立場ではありますが、
私自身も、永遠の「英語学習者」であることは変わりありません。

先日、やっぱり「言語の学びに終わりはない」ということを実感する出来事がありました。

年末年始をカナダ、バンクーバーで過ごすことを決めた時に
一つ、決めていたことがありました。
それは、できるだけたくさんの場所に行き、たくさんの物を見て、たくさんの経験をすること:全力で観光することでした。

しかし、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
冬のバンクーバーといえば、グレーでどんよりとした空、降り止まない雨、そして雪・・・と春〜秋の自然が美しいイメージからは想像できない、観光にはあまり向かない気候で知られています。
以前、冬にバンクーバーに行った時には、歴史的な降雪で2週間ほぼ外に出られないということもありました。

だから今回は、気を強く、ポジティブに持ちながら(気で天気が左右されるわけではないですが・・・)挑みました💪

現地では、朝起きたらすぐに、その日と次の日の天気をいくつかのサイトで確認して、常に柔軟に観光計画を立てることをルーティンにしていました。
だから、必然的に私が繰り出す話題には”forecast”という単語が何回も使われることになりました。

しかし、毎回、私が”forecast”と言う単語を使うたびに、ネイティブの反応には、気づかないくらいのほんのわずかな「間」があることを肌で感じていました。

私 “Did you see the forecast today?”
A “…. (少しの間と頭の上の???マーク), ah, forecast? No, I didn’t.”
の様に。

そのように数日が経ったある日、かなり久々の友達と会う約束をしました。
ここまで比較的天気に恵まれていた私は、嬉しさのあまり彼女にももちろん天気の話を持ち出しました。
私 “The forecast says…”
友 “What says?”
私 ”Forecast”
友 “What?”
私 “You know, the weather forecast…” (だんだん自信がなくなってくる)
友 “Ah, FORECAST!” 

その時に気づきました。今まで何十年間もこの単語を間違って発音をしていたことに。

“forEcast”
そうです、この真ん中のE !!!!
流石に/re/とは発音はしていませんでしたが
/ə/ schwa程度の曖昧な音は発していました。

でも、実際には
foreのところはforと同じ
そしてcastをつけるだけ。
つまり、この Eは発音しないのです!

あまりにシンプルな単語のため、ずっと特に調べずに感覚で使ってきていたことと、視覚的に目にみえるeの文字(スペル)の呪縛にかかっていたことと、聞く時も eの部分の音があるものだと信じて聞いていたので、違和感を感じることがなかった、という全ての状況が相まってここまできていたのでした。

いや〜実に、It was like a slap in the face、がツンときた瞬間でした。

いつもクライアントの皆さんに、
「文字(スペル)に惑わされてはダメですよ〜」
「Spelling is NOT pronunciation!」
なんて言っているのに💦

やっぱり語学に終わりはない、と言うことを実感した出来事でした。
あ、因みにラッキーなことに、今回の滞在中はずっと天気に恵まれました☀️

ーおまけー
ちょっと気になったのでforecastの仲間を探してみました
fore=前・先
before
forehead
foreground
forefront
forearm
foreleg
foreman
foresight
forethought
foresee
foreshadow
foretell
forewarn
foreground
などなど、同じ語源の単語がたくさん!
ちなみにEはないけれど、forwardも同じ語源です。